『Consequences』を聴く。

お腹の底に響くチューバの音色。

ここのところ全くラッパを吹いていない。ラッパを吹いている時だけは何も考えずにというか、いいリラックスタイムで自分にとっては貴重な時間なんだけど、ちょっとお休み中。代わりに聴く方で我慢することにします。笑 今回はブラス(管楽器)繋がりということでチューバの素晴らしさを堪能出来る1枚を紹介。

ジャケットの写真を見て分かるように体格の良い男性4人がチューバ(管楽器の一種ね。)を演奏するチューバカルテット"Sotto Voce Tuba Quartet"の1stアルバム『Consequences』。チューバというと低音のイメージがあるけれど、このアルバムを聴いちゃうとその音域の豊かさと繊細さに驚かされます。しかも音の厚み(音圧?)があるので、教会にあるパイプオルガンのようにお腹の中に響いてくるので、聴いていてとても気持ちがイイです。こういう大きな楽器を演奏している曲は、大きなスピーカーで是非聴きたいですね〜。

ハーモニーにやられた!

また、ハーモニーテクニックも素晴らしいの一言。4人が出している音は同時に4音だけのはずですが、ハーモニーが上手いので聞こえる音の数はそれ以上になって聴こえてきます(詳しい音楽理論とかはあえて書きませぬ。笑)。ブラス(管楽器)経験者からするとゾクゾクッとしちゃいますね〜。

気持ちが穏やかになる一枚。

曲はオリジナルメインに、「調子の良い鍛冶屋(The Harmonious Blacksmith)」などクラシックの名曲を演奏したものも含まれています。アルバムのタイトルになっている「Consequences」を始め、なんかファンタジー映画に出てきそうな雰囲気の曲が多いですが、聴いているとす〜っと体の中にしみ込んで来る優しい音色は、低音楽器であるチューバならではですね。ハーモニーの効果で気持ちが穏やかになるので、これからの季節はちょいと早起きしてこんなアルバムを聴くのもなかなかいいかもしれません。

余談ですが、ジャケットの写真だけ見ちゃうと暑苦しいイメージを持っちゃうかもしれないけれど、音楽自体はものすごく繊細です。ここ、強調しておかないと。。。汗

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