『Billie Holiday On Verve』を聴く。

ビリー・ホリディから始まる。

聴くと自然と心が落ち着き、リラックス出来る歌声、そんな声を持っているアーティストっていますよね。僕の場合も何人かいますが、その中でもビリー・ホリディがやっぱり一番のお気に入り。

以前、同じジャズボーカルのホリー・コールや、R&Bシンガーのエリカ・バドゥなどもピックアップして紹介しているけれど、これらのアーティストが好きになったのも、きっとビリー・ホリディを最初に聴いているから。彼女の低く力強い声色と、その中に見え隠れする、壊れそうなくらい繊細で、ややハスキーになる中高音域の声色が、優しさと落ち着きを与えてくれます。

スタジオ録音もいいけど、やっぱりライブ録音が一番!

数ある(本当に多い!笑)ビリー・ホリディのアルバムの中でも、個人的に好き好んで買うのはライブ盤。スタジオ録音のように整った環境で聴く綺麗な音(声)よりも、ライブ盤で聴く彼女の歌声の方が数段美しく聴こえるから。(と感じている。)

まぁ、活躍していたのがかなり古い頃のアーティストなので、ライブ音源でしか残っていない曲もあるというのが本当のところだとは思いますが、でも、いいんです。歌声のみならず、観客のざわめきやテーブル、グラスなどがぶつかる雑音、MCの紹介など全ての要素が入っているところが、いい意味でリラックスさせてくれます。

ちなみにこのコンプリートアルバム「The Complete Billie Holiday On Verve, 1945-1959」は、ライブ録音他、リハーサル録音などの音源も収録されていてとても面白いです。ちょっと大きめの古いスピーカーと、電源部がやたら重い一昔前のアンプなどで鳴らしたら最高かも。

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