『Waterfront Homes』を読む。

美しい景色と美しい建築の両方を楽しむ。

タイトルからも想像できるように、世界各地のユニークなウォーターフロントとそのロケーションを活かした建造物を美しい写真と見取り図(平面図)付きで紹介してくれる本。ウォーターフロントというと最近では川や海のそばの開発地区といった大きな枠をイメージすることが多いけれど、この本に出てくる事例は、全てウォーターフロントに面した(接した)一戸建て(いわゆる、お金持ちの別荘になるのかな。笑)の建築事例を取り扱っているので、純粋に「水」と「住」との素敵なコラボレーションを見て楽しめるのが嬉しい。

まぁ、色々な建物が紹介されているのですが、どの建物も自然のメリットを上手く活かした建築手法がとられていて、色々とインスピレーションを得られるのが面白いですね。特にやはりというか必然的にそうなるんだろうけど、水際に面している為に、どのケースも採光性を重視した建物が非常に多いということ。家の目の前が遮る障害物が無い、広大な海、川、湖なので、光が入り込んだ家の中は、どの家もとても気持ち良さそうなのが羨ましい限り。

日本の住環境とかけ離れすぎていて。。。笑

でも、この本に出てくる家はどれもコンセプトハウス並みの完成度と立地の良さを誇っているので、あまり参考にならないのが悔しい。。。笑 日本の住環境では、こういったロケーションを手に入れることが難しいので、まぁ、見て楽しんでください。『渡辺篤史の建もの探訪』が好きな人には向いている一冊。笑

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