『おしいれのぼうけん』を読む。
大人になっても楽しい絵本。
先日、友人宅へお邪魔した時のこと。居間に小さい本棚があったので何気なく覗いてみると、懐かしい一冊に出会った。
「おしいれのぼうけん」と言えば、自分も小さい頃に読んで、押し入れの中の独特な怖い世界が忘れられず、大人になった今でも憶えているくらい印象深い絵本。怖いのについつい読み返したくなり、で、読んではまた怖い思いをすることを繰り返していた一冊。。。笑
大人になって改めて読んでみて気がついたのですが、この絵本、ほぼ全てモノクロ(カラーは2〜3Pだけ)なんですね〜。てっきり全編カラーだと思ってました。(記憶ってかなりいい加減だよね。笑)しかも鉛筆のような柔らかい細い線で書かれていて、作品の大半を占める「闇」の部分は実は結構ソフトに描かれていて、ちょっと意外。
絵本の中の世界は子供のころ感じた恐怖感がそのままに残っていました。押し入れの中の真っ暗闇といい、ねずみばあさんといい、夜の街といい、大人になった今読んでも、子供の頃感じた恐怖感はそのままの不思議なリアルさがあります。特にねずみばあさんは子供の頃の記憶とぴったりマッチしていて、登場した時は「そうそう、これだ!」って一人思い出し笑いしてました。笑
子供の頃は「文章」から受けるインパクトよりも「絵」から受けるインパクトの方が大きいのかもしれませんね。もちろん、大人でも同じことだと思いますが、文章にしろ、絵にしろ、先入観が先に働いてしまって、子供のように純粋に楽しめないのが寂しいところ。でも、こういう風に大人になってから読む絵本も色々な発見があって楽しい。
sleepydays /2008年9月29日 16:12/返信
ご無沙汰してます!
この絵本、とても面白そうですね~。
ただ、怖がりの長男(6歳)とかはけっこうマジで怖がってしまうかも・・・?シンガポールの家にはおしいれってないので、いま1つ実感はわかないかもしれませんが、まあ、おしいれ=クローゼットと思えばいいか・・・。
次回、紀伊国屋に遊びにいった折、ぜひチェックしてみます!
Riko /2008年9月29日 23:29/返信
sleepydaysさん
コンバンハ。お久しぶりですね〜。
「おしいれ」って日本特有のものなんでしょうかね。確かに、諸外国の住宅を見ても、クローゼットが一般的なようですね。上下二段に分かれていればクローゼットも押し入れとか?笑
絵本自体は、秘密基地や暗い隠れ場所を好む子供の冒険心をくすぐる要素が満載で、とてもオススメですよ〜。是非、機会があったら息子さんに読ませてあげて下さい。