『スケルトン・クルー』を読む。

■追記(2008.05.11)
ついに大好きな「霧」が映画化されましたね。「ミスト」が本日より公開!
監督はスティーヴン・キングの作品を映画化させたらこの人の右に出る人はいないフランク・ダラボン監督。名作「ショーシャンクの空に」や「グリーン・マイル」もこの人の作品ですよ〜。これは見なきゃね!

■追記(2008.05.12)
早速ですが、映画『ミスト』を観てきました!感想(ネタバレは無し)はコチラ

想像力が乏しくなってきたら。。。

昔からそうなんだけど、時々、なんだか急に頭の中で何もイメージ出来なくなることがある。想像力が一時的に欠乏するというか、なんというか空っぽになってしまうことがあるので、そんな時はよく小説を読むことにしている。特に想像力とかイマジネーションをフルに活用させないとイメージが伝わってこない類いの作品を読む。そんな時って、意外と小説のストーリーがすんなりと頭の中に入ってくるんだよね。頭が空っぽだからか。笑

中でも「霧」が秀逸!

そんな「想像力欠乏症」みたいな感じに久々に頭の中が空っぽになったので、喝をいれるべく、大好きなスティーブン・キングの短編集「スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員」の中の、「霧」を読んでみた。「霧」は、ある日、湖畔の小さな町を得体の知れない霧に囲まれ、その中で得体の知れない「何か」に襲われてしまう人々たちの決死のサバイバルを描いた短編(短編と言える程短くないけど、スティーブン・キングの他の諸作品に比べたら短編に入るのかな。)ものなんだけど、得体の知れない「何か」は現実には存在しえない未知の生物らしく、読む人が想像力を働かせないとこの物語は面白くならないところがいいんです。

読む人に合わせて変化する「霧」の正体。

言わば、読む人の想像力次第で、いかようにも面白く、スリリングな内容に変えることが出来てしまう作品なので、一生懸命脳みそフル回転、想像力を働かせて今回も読みました。笑 おかげさまで、読む前まではぽわ〜んとしてた頭もピシっと引き締まった感じがして、読んだ後もしっかりと頭の中にイメージが残っていました。(エンディングも彼らしい締めくくり方なので、好きな人は好きな終わり方かな。)

結構、スティーブン・キングの作品って想像力を必要とする作品が多いので、脳トレには持ってこいな気がするんだよね〜。また、近々何か読みたいな。

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