新旧『タイムマシン』を観る。

タイムトラベルは映像化が難しい?

以前から気になっていた二つの映画を見比べてみた。SFジャンルとしてはもっとたくさんあっても良さそうなタイムトラベルを扱った映画だけどあまり多くはないみたいです。やっぱり世界観の構築が難しいことや、観客にタイムトラベルを上手く伝えるのが難しいこともあり、映像化しにくい素材なのかもしれませんね〜。

あの有名な「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですら、タイムトラベルの概念を分かりやすく伝えるために結構な時間を割いて説明していたりしますもんね。でも細かい矛盾には目をつぶり、分かりやすさを優先したこともありとても見やすいですね。今回観たのは小さい頃読んだH.G. ウェルズの「タイムマシン」を映画化したもので、オリジナルとリメイクの二つをバージョンを観てみた。

オリジナル版がインパクトあり?

ガイ・ピアースが主演のリメイク版を観てから、ロッド・テイラー主演のオリジナル版を観てみたんだけど、面白いのはオリジナルかな。おおまかなストーリーは一緒だし世界観の設定もほぼ一緒。なんだけど、リメイク版は本筋からやや脱線したようにサブストーリーがいくつもあるので、ストーリーに集中出来なかったことがちょっと残念。しかも、映像に引き込まれるような世界観の設定もオリジナルの方が上手いかも。未来世界のデザインもどことなく北欧デザインのような流線型シルエットが登場するのも面白いですね。

ちなみに、リメイク版ではあのジェレミー・アイアンズ演ずるキャラクターの特殊メイクが怖いです。あとモーロック族もかなりいい味出してます。笑

新旧を見比べて気がついたこと。

自分はクラシックな映画を観ることが多いんだけど、やっぱり最近の映画、特にハリウッド系の映画は「俳優」中心の映画が増えた印象を受ける。昔の作品は脚本やストーリーを重視した映画では、演ずる俳優や女優だけにスポットをあてるのではなく、あくまでもバランスを大事にしていたと思うんだよね。人気俳優であったとしても、映画の中ではあくまでも全体の中の一つの素材に過ぎないんだという監督の映画へのこだわりがあったように思う。だから、タイムマシンのような題材をテーマにした映画の場合は、リメイク版のようにあまり「人」主体にフォーカスしちゃうと世界観やストーリーが見え難くなっちゃうんだよね。

昔の映画は出演した俳優で映画名を憶えるよりも、「●●監督の作品」といった感じで憶えている作品が多い。でも最近の作品はジャンル関係無しに「有名俳優が出演している作品」というイメージで憶えていることが多い。どっちが良い悪いとかでは無いけれど、映画の面白さを考えると、僕は前者のような監督のこだわり映画が好きかなぁ。

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