疲れたら、癒しのR&Bで。

Maxwell's Urban Hang Suite

Maxwell's Urban Hang Suite」を聴く。

最近、情報が多く氾濫している社会の影響か、それとも、自分自身が老けたのか分かりませんが、なかなか以前のように「あ、このデザインいいなぁ!」とか「美しいです、そこのアナタ。」とか思えなくなってきた自分がいる。なんだろうね、余裕が無くなってしてしまったのかな。本当は「素敵」「感動」「美しい」とかの感情は以前と変わらずに感じることは出来ているんだけど、それらの感情に「浸る」ことが出来ないんだと思う。もっと自分自身をしっかりと持たないとね。世の中に流されちゃいかんのです。笑

って話がそれてしまいましたが、そんな風にちょっと考えることに疲れてしまった時に良く聴いている「Maxwell's Urban Hang Suite」。典型的なR&Bかと思いきや、なかなかにジャジーなフレーズがそこかしこにぽこぽこと点在していて、聴いていてかなり気持ちのいいアルバム。体がゆるりと動くようなベースの心地よいグルーヴ感に、彼独特のファルセットが際立つサウンドが疲れた心をいやしてくれます。

構成も素晴らしく、アルバムタイトルにあるように「組曲」になっていて、全ての曲にストーリーがあるのでドラマのワンシーンがそのまま思い浮かんでくるようなそんな素敵な雰囲気があります。個人的には、6曲目の「'Til the Cops Come Knockin'」に向かって盛り上がっていく雰囲気がとても好きです。ラストの気だるいフェードアウトもグッド。サックスのセクシーな音色に始まり、彼のセクシーな声色に癒され、また、ラストのピアノ(サックスも)の柔らかな音色に包まれてと終始癒されっぱなしです。

余談ですが、初期のMaxwellのスタイル(髪型とかも含め。)を、まだメジャーデビュー間もない平井堅さんがかなり意識していたように感じるくらい、平井堅さんの当時のスタイルとMaxwellのスタイルは似ていたような気がするのは僕だけ?笑

深夜のクリエイティブワークと、遅く起きた休日に聴きたい、かなりアダルトな一枚。笑

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