ブレッカーブラザーズ。
マイケル・ブレッカーを悼む。
今朝、ニュースを見てとてもショックを受けた。大好きなジャズアーティスト、マイケル・ブレッカーが白血病の為、まだ58歳という若さで急逝と報じられていた。以前から彼の病気のことは聞いていたけど、でも、記事を見た時は本当に我が目を疑い、何度も確認したけれど、やはり彼自身であることに間違いはなく、しばらく本当に信じられなかった。
思えば、マイケル・ブレッカー(Ts)、そして兄のランディ・ブレッカー(Tp)が兄弟で組んでいたバンド「ブレッカーブラザーズ」との出会いは高校の時。ファンキーで、ロックで、そしてジャジーな全ての魅力を兼ね備えた彼らの音楽のかっこよさにやられて、当時はずっとブレッカーブラザーズのアルバムをヘビーローテで聞いていました。自身で参加していたバンドでも頑張ってコピーしようとしていたけど、なかなか難しくって。。。笑 特にマイケル・ブレッカーの超絶技巧のアドリブ、ソロのかっこよさもさることながら、彼が生み出す独特のグルーブ感と世界観は、数多くのテナーサックス奏者と比べても唯一無二の個性があって本当に素晴らしかった。
晩年は、ブレッカーブラザーズでの活動ではなく、ソロとして多方面で活躍していましたが、やっぱり兄弟で最高にノリノリでかっこいいエフェクトばりばりのサウンドを聴かせてくれたブレッカーブラザーズ時代が一番でした。もう二度と聞けなくなってしまったけれど、でも彼らの作った最高にファンキーな世界は生き続けると思う。本当にありがとう。改めて、彼のご冥福をお祈りします。
ブレッカー・ブラザーズで元気になっていた。笑
個人的には、やっぱりブレッカー・ブラザーズと言ったらコレというくらい代名詞的な「ヘヴィ・メタル・ビ・バップ」、 一度解散した後に、再び再結成された大人なブレッカー・ブラザーズを楽しめる「アウト・オブ・ザ・ループ」の2枚が好きです。エレクトリックなサウンドと爆発しているかのようなブラスソロで、元気になりたいときやハイテンションになりたい時は前者、遠い異国の地(アフリカとか、ブラジルとかなんとなくそっち。笑)を旅しているかのような素敵な世界観をじっくり楽しめる後者といった感じ。どちらも素敵。
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