『NP3』を聴く。

深遠かつ妖艶な世界へようこそ。

一時期結構話題になったアーティスト、ニルスペッター・モルヴェルの『NP3』を久々に聴きました。ハマっていたときは四六時中、エンドレス(ループ)で聴き続けていたアルバムですが、あまりにも聴きすぎてしまったのでしばらく封印してました。笑

基本的にはインディアン系の要素を多分に含んだメロディが軸にあるので、聴いていると、オリエンタル、かつ妖艶な雰囲気を楽しむことができるのが一番の特徴でしょうか。彼自身が奏でるトランペットの音色もエフェクト(リバーヴとかディレイなどなど)をかけて、ただ単に音色を変えるだけにとどまらない演出の仕方をしているので、ジャズを聴いているというよりは、クラブ系のサウンド、アンビエントのような深遠さを楽しむ感じに近いかもしれませんね。

ちなみに以前紹介した『Realize』を聴く。でも紹介したカーシュ・カーレイとも親交があるようで、クラブイベントでは結構一緒に演奏することもあるみたいです。まぁ、そのあたりの影響もあって、北欧出身の彼が持つスタイリッシュさに、オリエンタルな雰囲気が上手く融合していて、当時としてはかなり斬新なサウンドに聴こえたことは間違いないです。

新しい視界が開ける?

アルバム自体は、リズミカルなビート主体の曲もあることはありますが、基本的には全曲を通じて、低く落ち着いたリズムが流れているので、気分転換、もしくは、なんとなくアイデアが欲しいときなどに聴くといいかもしれませんね〜。僕は今はカームダウン(鎮静用。笑)に使っています。

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