『New Age Of Earth』を聴く。

今年の夏はアンビエントで。

最近、アンビエントを特集にした雑誌が出ていたりと、アンビエントというキーワードが何かと注目されていますね〜。皆さんの心が癒しを求めているのでしょうか。僕はアンビエント大好きなので、こういう特集は大歓迎です。

さて、アンビエントテクノなど、癒し系の音楽が大好きな人は既にご存知の方も多いかと思うAshraの名盤「New Age Of Earth」。ふと思い出し、急に聞きたくなったので、押し入れの中をがさごそやって見つけ出し、10年ぶりくらいに聴いてみた。

実はAshraの作品はこれ一枚しか聴いたことが無く、他の作品がどんな雰囲気なのかも分からないので、アーティストそのものの性格、傾向などは全く分からないんだけど、この作品に関して言えば、僕の大好きなSun Electricに通ずる(時代からすれば、Sun Electricの二人がAshraに影響を受けている可能性が高いかもしれない。)ものがあり、とても大好きな作品。

光のシャワーを全身に浴びる気持ちよさ。

New Age Of Earthは全部で4曲。やっぱり目玉は一曲目のSunrainでしょうか。どこか自然豊かな南国で流れているような心地よいリズムに、太陽の日差しをそのまま音に置き換えたかのようなシンセの音色が断続的にループで流れている中で、抑えめに流れるメロディが、とても気持ちよく体に染み込んでいくのが最高ですね。

他の3曲も、宇宙を感じさせる広がりのある世界観がとても素敵なのですが、個人的には3曲目のDeep Distanceが好きですね〜。BPMそのものは1曲目のSunrainと変わらないリズムの速さなのですが、ビート感が最小限に絞られて、その分、独特な浮遊感のあるシンセのメロディが漂うに流れていてとても気持ちイイ。ちょっと時間が短すぎるのが残念だけどね。もっとループで長くしても良いかと。。。笑

Sun Electric、NHKのネイチャー系番組のBGMが好きな人へ。笑

Sun Electricと同じベクトルで、ひと味違うアンビエントを求めている人にはバッチリオススメ出来る一枚です。ちなみに、初めて聴いた人はNHKの自然ドキュメンタリーとかで流れているBGMに似ているなぁ〜と感じる方も多いかもしれません。笑 でも、このアルバムは1976年の作品ですから、こうして多くの環境音楽に影響を及ぼしている重要な作品であることには間違い無さそうです。

2 Comments

1932008年8月13日 23:44返信

Rikoさん。

相変わらずこのネタにはビビッドに反応してしまいます。
猫にマタタビ、193にアンビエントテクノしかもこの時期(笑)

Rikoさんが紹介してくれるCDは193にとってリアルタイムでもないのでとても新鮮です。
『New Age Of Earth』このアルバムは良く雑誌等で見かけます。ちょっと前にブックオフで発掘した「TECHNO THE BIBLE」1995年。がとても参考になります。

これも最近ですが、前から気になっていたレフトフィールドの「Leftism」を聞いたら…最高で仕方が無かった>_<!

Sun Electricも色あせない。前も書いたかもしれませんが、お蔵入りなっていた音源出しましたよね?
「Lost + Found: 1998-2000 」

オ!サイドバーにオリンピック速報!

話戻って「Deep Distance」良いっすね(゚ー゚)

Riko /2008年8月14日 11:32返信

193さん

こんにちは〜。アンビエントネタに関しては、こちらこそ193さんよりいつも刺激を貰っています。そして、まさに、今が旬のアンビエント。僕らのようにビビッと来ている人は多いのではないかと思います。笑

Ashraの作品はアシュ・ラ・テンペル時代の曲調とだいぶ違うようですが、しかし、まぁ、あの時代によくこんな音が作り出せたと思います。情報過多の現代ではきっと生まれないミニマリズムですね。

しかし、この頃のドイツはこのAshraといい、Kraftwerkといい、個性豊かなアーティストがたくさんいましたね〜。

「Lost + Found: 1998-2000」、手に入れようかどうか迷っています。後期Sun Electricの「Via Nostra」がちょうど同じ時期に出ているアルバムだと思うのですが、聴いてみて、なんからしくないなぁ〜、なんて思っていたので、このアルバムもゲットして良いものか悩んでいます。買った方が良いですか?笑(あ、ワープレコードじゃありませんでした。スミマセン。。。)

Deep Distance聴いていると、NHKのシルクロード特集みたいなの思い出しちゃいます。笑

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