『Live at Mt. Fuji』を聴く。

名曲「Sunrain」含むLIVE盤。

以前、Ashraの名盤「New Age Of Earth」を紹介したけれど、そのAshraのメンバー、マニュエル・ゲッチングによる2006年のLIVE盤(しかも富士山ふもとでのライブだよ!)が『Live at Mt. Fuji : Manuel Göttsching』。マニュエル・ゲッチングのアルバムで、LIVE盤で、しかもあのジャケットデザインと来たら、もう買うしかないって感じで衝動買いしたことを、先日、富士山を撮影している時に思い出しました。笑

アンビエント+αの新しい音世界。

Live at Mt. Fuji : Manuel Göttsching』は全部で4曲。あの名曲「Sunrain」に始まり、電子音楽一辺倒かと思いきや、曲が進むにつれ、フュージョンや、ジャズ、アフリカンの要素も感じられる異なる音文化が複雑に絡みあったナンバーが続きます。奥行きの感じられる新しい音世界に出会えます。でも、芯はちゃんと残っているところが素晴らしいですね〜。個人的にはMiles Davisがエレクトリックサイドで表現しようとしていた音世界と微妙にオーバーラップしたように感じられて、とても印象深かったです。

LIVE盤のいいところと言えば、台本通りに演奏するスタジオレコーディングにはない、エモーショナルな部分がエッセンスとして曲に取り入れられるのが面白いところなのですが、今作は、それ以上に、緻密に計算され尽くした感じがあって、マニュエル・ゲッチングのこだわりが感じられました。うん、名盤!

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