『earfood』を聴く。

洗練されているのに、どこか懐かしい。。。

ジャズトランぺッター、ロイ・ハーグローヴ(ロイ・ハーグローブ)の新作アルバム『Earfood』を聴きました。シンプルにスタンダードに正統派スタイルで演奏している今作。ゆったりとした流れの曲が多いかな。泥臭さというかそういうのは全く感じさせないアーバン(都会的)な洗練された音が響き渡るので、とてもかっこよく聴こえます。以前から、この人が演奏するバラッド系はとてもリリカルで美しいので、そういう意味では期待を裏切らないアルバムですね〜。(最近はRHファクトリーで、マイルスやハンコックのエレクトリックサイド的なアプローチが多かったので、クインテットでの作品は嬉しい!)

とにかくソロがうまいです。というかセクシーです。笑 個人的に大好きなリー・モーガンやマイルス・デイヴィスの「間」が絶妙なソロプレイに通ずるものもあるような気がします。洗練されているのにどこか懐かしさを感じさせる安心できるメロディも絶妙で、久々に聴き疲れのしないトランペットソロ(フリューゲルソロ)を聴いた気がします。まだ、若いし、これからもどんどん楽しませてくれそうです。(そういえば、少し前に横浜のモーションブルーに来てたそうな。行きたかった。。。)

ということで、久々にジャズアルバムを買ったので、結構へビーローテしています。ヨーロッパ系のスタイリッシュジャズとは全く違う、力強くて美しく、温かいサウンドが聴きたい人にオススメです。

余談:ウィントン・マルサリスでもお馴染みの。。。

ちなみに、アルバムを聴いていて思ったのですが、ラストナンバーはボーナストラックなんでしょうか。ライブ音源のようなものが含まれていて、また、曲調もそれまでの雰囲気とは異なるものなので、結構、びっくりします。笑 ウィントン・マルサリスのアルバムがよくラストナンバーだけを全く別のテイクを収録していたりするので、結構、楽しみながら聴いていますが、それに近いものがありますね〜。こういうの流行っているのかなぁ。。。笑

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