蜷川実花的色彩美。

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20070718_02.jpg ピンク・ローズ・スウィート mika

最近、辛い出来事が多いよね。

今に始まった訳じゃないけど、最近は特に悲惨な事件や事故、そして、天災などとても複雑な気持ちになるニュースが多い。こういったニュースや情報の悪いネガティブ要素は、直接自分に関係の無いようなことでも無意識のうちに徐々に自分の中に精神的に蓄積されていくように思う。フィジカル(肉体的)で悪い部分は、食事に気をつけたり、運動したりすることで排出することが出来るけれど、メンタルでダメージを受けた部分はそう簡単には排出出来ないし、フィジカルにも密接に関わってくるだけに、その影響は大きい。

色でデトックス。
色にパワーをもらう。

そんなメンタル面でのダメージや毒素は、「色」「匂い」「音」など様々な方法で癒したり、デトックスしたりしますが、僕は写真や絵画、アートブックをよく見るなど「色」に癒されることが多いかな。作品の中に含まれる色彩は、一見、何も自分に働いていないように思っていても、潜在意識など深い部分にダイレクトに働きかけて来るので効果は結構大きいのでは。特に名画と呼ばれる類いの巨匠の作品等には、これらの効果が高いものも多いんじゃないかな。

彼女の写真は「色」の洪水。

僕も色々と写真集を眺めたりするけれど、そういう意味では蜷川実花さんの作品は、原色に近いビビッドな色彩が印象的で、どれも色に溢れていて元気をもらうのにはピッタリ。映画「さくらん」でも、その幻想的で華麗な色彩にうっとりした方も多いはず。リラックスしたい時や落ち着きたい時にはちょっと危険なカラー(!)かもしれないけれど、それだけ色にパワーがあるってことですね。

ま、あまり複雑に難しく考えちゃうと、せっかくの効果も半減してしまうので、心を空っぽにして何も考えずに見る。これが一番!笑

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