IXY DIGITAL Lの魅力。

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隠れた(?)名機。

ちょっと古いデジカメの話。もう3〜4年前くらいになると思うけれど、親にデジカメをプレゼントした。機種は「Canon IXY DIGITAL L」。

当時のコンデジの中でも一、二を争う小さいサイズ、シンプルなデザイン、カメラ任せで安心して撮れることなど、機械音痴な人間が使用することを最大限考慮(笑)して選んだ機種なんですが、もう一つ、このカメラを選んだ最大の理由、それは「単焦点」であったこと。(※単焦点=一言で言えばズームしないカメラ。)

今思えばズームカメラ全盛期の最中に、一眼レフでも無いコンパクトカメラに「単焦点」レンズを搭載させたCanonさんは凄いです。もちろん、デザインや機能面等の作り込みをしっかりとしたおかげで売ることができたと思うけど、でも、想定ユーザーを考えればズーム機能を付けず、あえて「単焦点=写りの良さ」を選択したというのはかなり勇気のいることだったと思う。自信があったんでしょうね〜。

シンプル イズ ベスト。

ま、そんなCanon IXY DIGITAL Lですが、「単焦点」レンズの優秀さだけじゃなくて、画素数や画像エンジンなども必要最小限の機能でシンプル。400万画素、DIGIC搭載といったそれぞれの特長が上手く破綻せずに機能したおかげで、考えられないくらいシャープで美しい画を写してくれる一台となったように思う。後継機種(4世代目)も登場したけど、おそらくこの初代機が一番完成度が高いと思う。。。

ズームしないことの良さ。

ズームしないので色々と不便に感じるかもしれないけれど、ウチの親は僕が言うまで何も知らずに使っていました。笑 また、そのおかげで撮影する際にあれこれ考えずにバシバシ撮る感覚が身についたようで、スナップ写真とかも結構上手い!きっと無意識のうちに写真の基本である「寄る・引く」という術が身についたんだと思う。(もちろん、ズームカメラでも出来るけどね。あえて書かせて頂きました。)

単焦点コンパクトデジカメと言えば「GR-D」がすぐに思い浮かぶけれど、GR-Dは広角レンズ(28mm)を搭載。このCanon IXY DIGITAL Lは39mmと標準に近いレンズを載せているのが大きな違い。設計思想もコンセプトも異なるので比べるものじゃないですけど、でも、GR-Dが出る前に単焦点コンパクトが出ていたとは。今、思うとなんだか不思議な感じです。

ちょっとマニアックな懐古ネタとなってしまいました。GR-DIGITAL IIも発表されたし、Canonさんも何か単焦点コンパクト出してくれないかなぁ。そうすると盛り上がるしね。Gシリーズを思い切って単焦点に変えてしまうのもアリでは???笑

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