Apple TVを買う。

Apple TVでお手軽に映画レンタル＆iTunes共有。

Apple TVを手に入れました。買うにあたって色々と理由は考えたんですが、値段がお手頃だったこと、映画が好きな自分にはもしかしたら向いているのかな、と思い購入してみました。色々と出来ることはあるようなのですが、

• 映画レンタル。
• Youtubeをテレビで。
• iTunesやiPhotoの音楽・動画・写真を聞く、見る。

映画レンタルはもちろんだけど、iTunesライブラリ（音楽もそうだけど、個人的には写真やiPhoneで撮ったムービーなどのをみんなで見たいというのが大きい。）をテレビで見れるのはかなり嬉しいですね。ちなみに、アメリカでは居間に大きなテレビ＋立派なスピーカーがついているホームシアターシステムを持っている家庭が多いそうで、AppleTVでiTunes内の音楽を聞くことも多いそうだけど、なるほど、それならば需要はあるなぁ、と思いました。（自分もそんなホームシアターシステムをいつかは持てるようになりたい。。。笑）

【セッティング編】結構とまどった。。。

で、早速接続してみたわけですが、テレビとHDMIで繋ぎ、電源ケーブルを繋ぐところまでは順調にいき、いざ、無線LANに繋ごうとするものの、ネットワークには接続できるものの、インターネットに繋がらないというトラブルにハマってしまう。これ、無線LAN機器によるところが大きいのだと思うのですが、備忘録として解決方法を書いておきます。

1. AppleTVのネットワーク設定で、いつも使っている無線LANのネットワークを探して接続。この時点で、ネットワークには接続できたけど、インターネットには接続できませんって言われたら以下の手順を。
2. そのまま続けてメインメニューを表示させ、一番右の項目から「設定」>「ネットーワークの設定」を開く。
3. DHCPの設定を手入力に変えます。
4. DHCPアドレス、ルーターアドレス、DNSアドレスを分かる範囲内で入力します。（※全部分かる人はそのまま入れてください。それでつながるはずです。）
5. 全部入力出来ず、かつ、インターネットにまだ接続出来ない場合は、無線LANに既につながっている機器のネットワークを参考に、分かる範囲内で入力し、「完了」をします。
6. その後、先程の設定画面で「DHCPを手入力」から「DHCPを自動参照」に戻します。
7. DHCP情報、もしくはルーターアドレスが入力されていれば、AppleTVが無線ネットワークの接続を勝手に調整し、インターネットに自動的に接続してくれるようです。

結局、古い無線ブロードバンドルーターを使っていると、AppleTVからDHCPの自動取得がうまく働かないようです。AirMac Extremeとか使っていたら一発で接続してくれるんだろうけどね。これで、無事に接続完了しました。気づくまで小一時間ほど悩んでました。笑

【iTunes】ホームシェアリングを設定する

メインマシンのiTunesを最新版の10.1にアップデートした上で、ホームシェアリングをオンにすると、AppleTVでそのマシンのiTunesライブラリが参照出来るようになります。たった、それだけで、複雑なサーバー設定も必要ないのは素晴らしいですね〜。ちなみに、iPhotoも共有がかけられますので、iTunesの【詳細】>【共有する写真を選択...】から選ぶだけで、AppleTVから写真が見れるようになります。

結局、従来のDLNA対応機器では普通に出来ていたことなのですが、やっぱりそこはApple。ネットワークに詳しく無い人でも簡単に操作できるように作られたインターフェースは秀逸。

【映画レンタル】マニアックなラインナップに期待？

目玉サービスである映画配信とセルとレンタルですが、AppleTVで出来るのはレンタルのみ。ツタヤやゲオと比べて割高ですが、「貸出し中」で待たされることはないし、「新作・準新作・旧作」「レンタル日数」などによっていちいち金額を考えながら借りる必要も無いのはグッドポイント。恐らく、このあたりのサービス体系・価格などは、今後の利用ユーザーが増え、サービスが熟れてくると、色々と変わる可能性もありますし、リアルショップを持たないiTunesならではの強みも出てくるでしょう。

ちなみに、iTunesの映画のラインナップを見てみると、なんとも言えない独自のラインナップが面白いですね。ハリウッド大作はもちろんですが、クラシック名画、レンタルショップではなかなか見かけないタイトルもチラホラあって、個人的にはこちらのラインナップ強化をぜひお願いしたいところ。あと、B級映画が大好きなので、セル盤では廃盤になっているような人気の無い作品もぜひ加えていってほしいですね。

追記：AppleTVの画質は？

ちなみに、AppleTVの画質ですが、ブルーレイと同じ画質ではないのでご注意を。個人的に気になったのはHD映画でも暗部のブロックノイズ、カラーノイズ（偽色）がそれなりに目立っていること。ストリーミング配信であることを考えれば当然とは言えますが、もしも、大好きな作品をなるべく高画質で保存しておきたい！そんな方はブルーレイがおすすめかと思います。

今後に期待大なApple TV。

他のDLNA機器と違って、出来ることに限りがあるAppleTVですが、この値段で簡単にVODを利用できて、Youtubeも見れて、iTunesのライブラリやiPhotoの写真も楽しめて、と出来るだけで必要十分ですね。今はテレビ自体がインターネット対応になったものが多く出てきていますが、AppleTVがあれば、わざわざ高い値段の高機能テレビは必要なくなってしまうかも知れません。

とにかく、iTunesの音楽にも言えることだけど、CDでは手に入らないようなマイナータイトルを映画配信、動画配信でも強化したら、恐らく、最強のVODサービスとなりえますね〜。以前ケーブルテレビでよく見ていた「ディスカバリーチャンネル」などの教育系コンテンツや、「NHKアーカイブス」なども見れるようになったら最高です。

最後に、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントさん。ぜひ、Appleと協力して名作の数々をiTunesでも配信してください。お願いします。

追記：「Remote」アプリが素晴らしい。

ちなみに、AppleTVにはリモコンが付属しますが、検索時の文字入力などは著しく不便ですので、iPhone、iPadを持っている方は純正の無料アプリ「Remote」を使うことをおすすめします。AppleTVの操作をトラックパッドっぽく使用できる他、検索時の文字入力もフリック入力などが普通に使えます。iPhoneの方がリモコンっぽく使えますが、iPadの大画面では、iTunesのライブラリ一覧が見易いというメリットもあったりします。うん、これはいい！