『情事の終わり』を聴く。

サッカーもジャズも
エネルギッシュでエモーショナルに。

今更ですが、サッカーアジアカップ。サウジ戦。サウジに点を取られると負けじと取り返す日本。するとサウジも追加点を入れる。その攻防が段々とヒートアップ、いつものクールなプレーイメージが強い日本のプレーとは対照的に、情熱的な日本と化していた試合内容はとても新鮮だった。結果的には負けちゃったけど、僕はサウジ戦の試合、とても好きでした。情熱的にパワフルにグラウンドを駆け回るタフな姿に、見ているこっちもヒートアップ。なかなか気持ちいいもんです。

で、何やら大人な雰囲気のタイトルがついている今回のアルバム。タイトル名にもなっている「The end of love affair（情事の終わり）」、「Corcovado」などスタンダードなナンバーを始め、オリジナルの楽曲も混ぜ、ハードバップに吹ききっている一枚。トランペット、トロンボーン、サックスの三管フロント。ホーンセクションのボリュームが暑苦しいくらいに前面に出ていて、とてもカッコいい。グリグリ、グネグネとうねるようなソロも最高で、白熱したアジアカップに負けないくらい熱い演奏。ジャケットデザインやタイトル名から想像するようなクールな印象とは違いますよ。笑

ハイブリッド企画なジャズ。

静かに聴くジャズやヨーロッパ系スタイリッシュ、スムースなジャズとは対照的な一枚だけど、夏の暑い季節にはぴったり。ちなみにこのOne For Allというユニットは、日本で企画し、ニューヨークのジャズシーンの第一線で活躍している凄腕のミュージシャンを揃えた企画モノユニットみたいです。他にも何枚か出しているので好調なのかな？